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人生は消化試合

今はただ残された人生を淡々と消化していくのみ

10分と20年

10ミニッツ メイド (KCx)

10ミニッツ メイド (KCx)

ジュースの栓を開けるとランダムに現れて10分間だけなんでもしてくれるメイドの話。
デビューからおよそ20年、裏表紙に「寡作だった作家(?)」とキッパリと書かれてしまった
水寺葛(水人蔦楽)初めての単行本である。
 
メイドといっても不自然に露出度の高い服を着た
「萌え萌えキューン☆」なメイドもどきではない正統派メイドで、
有能なだけではなく、時には人の心の気づかなかったことや触れられたくないところまで
見透かしたような言動をとるところはちょっと怖いが、
なぜかつい「旦那様(お嬢様)」の立場に立ったつもりで読んでしまう。
 
コミティア30thクロニクル 第3集

コミティア30thクロニクル 第3集

絵柄自体はそんなに癖が強いわけではない一方で
コミティア30thクロニクル(第3集)」に収録された「教えてあげよう」など
早くから同性愛(百合、ボーイズラブに非ず)やトランスジェンダーという癖のあるテーマで描いており、
その媚びのない作風のせいかなかなか安住の地を得られなかったが、
まずはこの作品の2巻が出て(連載は続いているがこの単行本はナンバリングされていないので)
これまでの作品も陽の目を見てほしいと思う。