人生は消化試合

今はただ残された人生を淡々と消化していくのみ

さよなら「アキバ」

注・今回は差別用語(といわれる表現)を使っているので、それが嫌な人はブラウザを閉じるか「戻る」をクリックすること。
20年前、電器店の店頭で初めて見かけたハイビジョンテレビ(もちろんアナログ)の画質の綺麗さと値段(二百ウン十万円)に驚いた。
15年前、小さなビルで営業を始めた「とらのあな」に足しげく通った。
10年前、ギャルゲー(エロゲー)をやってた頃、始めたばかりのネットを情報源に初回特典や配布物目当てに行った。
また、ここから少し南にいった須田町にはかつて交通博物館があり、その近くには営団地下鉄の「地下鉄資料室」があった。
今は日比谷公園で盛況の「『鉄道の日』フェスティバル」も、当初は神田市場の跡地でわりと地味に行われていたし、
その他長年その姿をさらしていた貨物ホームの跡に興味をそそられたりと、鉄オタとしても関わりのあるところだった。
そしてこの頃まではオタク同士でそれなりの秩序が保たれていたと思う。

写真はその頃の「『鉄道の日』フェスティバル」で買った急行「草津1号」の乗車案内板
しかし、ここ5年位で急速にこの街は変わっていった。いや、変わり果てた。
電器店は姿を消し、小奇麗な店ばかりができ、道には似非「メード」と、この街では何でもありと勘違いしたキチガイであふれかえり、
あげくの果てに「あの事件」がおこった。
私自身も秋葉原でなければ、という用件もなくなったのでこの街に行くことも少なくなった。
アキハバラデパート」がなくなり、その跡地に今度オープンする「アトレ秋葉原1」の出展内容をみて愕然とした。
「アトレ」の名を冠している以上ある程度の覚悟はしていたが、ここまでひどいとは思わなかった。
誰がここに洒落た店を求めているのか。誰がここに新宿や渋谷や銀座を持ち込むよう求めたのか。
マスコミは今でものんきに「オタクの街」などと言っているが、もう違う。
ここはオタクの街「秋葉原」ではなく、ただの俗化された観光地の「アキバ」でしかない。
もう私の中で「アキバ」はただの蔑称としか感じられなくなった。
これからはますますこの街に行くことはなくなるだろう。
さよなら「秋葉原」、そしてさよなら「アキバ」。